2014年08月13日

偽名や架空会社名を使って訪問販売をした男を特定商取引法違反で業務停止処分 岡山県 2014/08/13





架空の会社名や偽名を使って、訪問販売で墓石戒名彫りなどの契約を締結、頭金などとして請求受領、その後工事は行われなかった模様。

完全な詐欺行為だと思うが...
発表資料にある事例以外に、余罪はないのかな?

被害額は弁済する意思を示しているだけで実際にはまだ返していないようだ。
人ごとながら、返済期限は切ったのかな?
返済が滞った場合、被害者は民事訴訟で解決していかないといけなくなるが、そのときに告訴したり、被害届などを出したりするつもりなのかな?
事件から時間が経過した被害届などは、警察も受取りにネガティブになることもあるようだが...

精神的苦痛による慰謝料も請求すればいいのにとも思われるがあまり「関わり合いたくもない」か。

山陽新聞(2014/08/13)
偽名で訪問販売、業務停止6カ月 岡山県、業者に改善勧告
岡山県は13日、訪問販売で架空の会社名や偽名を使って墓石加工の契約などをしたとして、住所不定、題府暁生(だいふ・あきお)業者(49)を特定商取引法違反(不実告知など)で同日から6カ月間の業務停止とし、県条例に基づき業務改善を勧告したと発表した。

県によると、業者は昨年2月~今年4月、岡山、赤磐、総社市の53~74歳の男女4人に対して実在しない「有限会社オールラウンド(岡山市北区津島京町)の代表取締役澤安芸央」と名乗り、墓石の戒名彫りなどを勧誘。契約時にクーリングオフ(契約解除)制度を知らせなかったなどとされる。

昨年6月から県や岡山市の消費生活センターなどに6件の相談があり、県が調べていた。大半の工事は未着手で、契約解除した1件を除き被害額は計99万円(1件当たり1万~64万円)。

業者は県に対し「反省している。もう訪問販売はしない」とし、被害額は弁済する意思を示しているという。


岡山県サイト
墓石等石材加工の訪問販売業者に対する 「特定商取引に関する法律」に基づく行政処分等(2014/08/13)
http://www.pref.okayama.jp/uploaded/life/395587_2347152_misc.pdf

事例
(事例1)
同人は、平成26年2月に実父の葬儀を済ませたばかりの消費者A宅に電話をかけ、「オールラウンドという会社の澤という者ですが、お墓を建てたり戒名を彫ったりするお手伝いをしているのです。お値段の方はすごく安くしてあげますよ。」 とAに告げて、同月12日に訪問する約束をとりつけた。
同人は、同月12日にA宅を訪問し、「大木は切るだけで100万円近くかかります。2本だと200万円くらいかかりますが、墓石の工事を含めて100万円かからないようにします。全部で80万円でやってあげます。墓石は別の業者に頼むので前金として20万円必要です。」とAに告げ、その場でAから20万円を受領した。
同人は、同月20日に再度A宅を訪問し、契約書を作成してAに渡し、前金を追 加で44万円受領した。その際、Aに渡した契約書には、クーリング・オフに関する事項を記載していなかった。
契約締結後、同人は、工事に着手するも一向に完成させず、Aからの再三の督促に対しても何ら具体的に対応せず、工期である3月20日直前になってAに電話を かけ、「供養塔の角が欠けたので少し待ってほしい、4月8日にはそちらにお邪魔します。」とAに告げたのを最後に、その後は何の連絡もとらなかった。
Aは、約束の4月8日になっても同人から何の連絡もなかったので、同人のことが信用できなくなり、赤磐警察署に事情を相談した。
また、その後Aは、岡山県くらし安全安心課から受けた調査の中で、「有限会社 オールラウンド」が架空の会社であり、同人が名乗っていた役職も架空の役職であることを初めて知った。

(事例2)
同人は、平成26年4月13日に長男の葬儀を済ませたばかりの消費者B宅を突 然訪問し、新聞のお悔やみ欄をBに見せて、「これを見て来ました。墓石の戒名を 彫らせてもらいますが、もう決めておられますか。戒名彫りと墓掃除で3万5千円 にします。」とBに告げ、Bと打ち合わせをした後、Bと墓地の現場確認に行った。
墓地では「先祖墓とB家の墓の順序が違っている。それに2つの墓は傾いている。 縁起が悪いから順序を入れ替え、傾きをなくした方がよい。」とBに告げた。Bは 墓が傾いているように感じたことはなかったが、縁起が悪いと言われて不安も感じ、同人の言うとおりにしようと思った。 墓地の現場確認の後、同人はB宅に戻り、BとBの長女の前で、「有限会社オールラウンド代表取締役 澤 安芸央」名で、金額が55万6千2百円となる見積書を作成したが、Bの長女から「墓の順序を入れ替えるような話は聞いたことがない。 親戚に聞かないと何とも言えない。」と告げられたため、墓の移動にかかる項目を 見積書から削除し、見積金額を29万7千円に修正した。修正後の金額で契約書を 作成してBに渡したが、その際、契約書にはクーリング・オフに関する事項を記載 していなかった。そして同人は、「頭金として半額の15万円をください。」とB に告げ、15万円を受領してB宅を退去した。
契約締結の日以降、Bは、同人からの連絡がなく、工事も施工されないことを不審に思い、総社駅前交番及び岡山県消費生活センターに事情を相談した。相談を受 けた岡山県消費生活センターは、契約の解除と前払金の返還について同人と連絡を とろうとしたが連絡がつかず、工事は完了せず前払金も返還されなかった。
また、その後Bは、岡山県くらし安全安心課から受けた調査の中で、「有限会社 オールラウンド」が架空の会社であり、同人が名乗っていた役職も架空の役職であ ることを初めて知った。

(事例3)
同人は、平成25年9月27日、同人が施工中の消費者Zの墓工事の見学に来ていた消費者Cに、「古い墓がたくさんあるなら、お宅も墓をまとめないか。」と勧誘し、Cは「石をすれば高いからなあ。」と返答した。同人は、施工中の墓工事の 現場近くにある、Cが所有する墓を確認しながら、「ま と め て 供 養 塔 を 建 て れ ば 47万円かかるけど、30万円にしてあげるよ。お宅に行って説明しましょう。」 とCに告げ、その後C宅を訪れた。
同人はC宅で「有限会社オールラウンド 代表取締役 澤 安芸央」の名刺を差 し出し、「古い墓は寄せる工事をして、まとめて供養塔を建てればいい。お宅の場 合は供養塔を2基建てればいい。普通ならば47万円かかるけど、消費税込みで 31万5千円にしてあげるから。」とCに告げた。Cは、同人が差し出した名刺を見て、ちゃんとした会社のようだし、社長が直々に説明するのだから信用できると思い、契約を締結することに決めた。同人は「10月末までには仕上げます。石屋に支払わんといけんから、今日、前金で半分ください。残りは工事が完成してから いただきます。」とCに告げ、Cから15万円を受領し、契約書を作成してCに渡した。Cに渡したその契約書には、クーリング・オフに関する事項を記載していな かった。
契約締結後一向に工事が進展しないために不審に思ったCが、10回ほど電話で工事を催促するも同人は工事を進展させず、同年12月下旬になって同人はC宅を訪れ、「12月の初めに工事中に怪我をして来れなかった。すみません。こっちの責任なので工事費は3割引かせてもらいます。怪我はひびだけなので、工事は1月末までにするから。」とCに告げ、Cは仕方ないと思い待つことにした。
しかし、約束の1月末になっても工事が行われないので、Cは、岡山県消費生活センターに事情を話して助言を受け、同人に「工期は平成26年2月末まで」とした念書を書かせたが、同人はその後も工事を行うことはなかった。
また、その後Cは、岡山県くらし安全安心課から受けた調査の中で、「有限会社 オールラウンド」が架空の会社であり、同人が名乗っていた役職も架空の役職であることを初めて知った。

(事例4)
同人は、平成25年2月頃、同人が以前勤めていた石材店の顧客であり、担当していたこともあった消費者D宅を突然訪問し、「有限会社オールラウンド 代表取 締役 澤 安芸央」の名刺を差し出し、「今は題府ではなく、母方の姓を名乗って いる。」とDに告げ、さらに「墓石にワックスをかけませんか。ワックスをかけると長持ちします。5千円でやります。」とDを勧誘した。Dはワックスがけを依頼 し、5千円を払ったが、その際同人は領収書を渡すのみで、契約書は作成せず、クーリング・オフについても告知しなかった。
その数日後、同人は請け負ったワックスがけを履行しないまま、再びD宅を訪問 し「大学の友人が墓石をコーティングする薬を発明して、これから発売する予定があるが、今なら安くできるのでどうか。」とDを勧誘したが、Dは「コーティング はいらない。ろうそく立ての石が欠けているので修理してくれ」と同人に依頼した。 同人は「修理なら1万円でできる。」と依頼を受け、その場で1万円を受領したが、 領収書を渡すのみで、契約書は作成せず、クーリング・オフについても告知しなか った。
その後、どちらの役務提供契約も履行されないので、Dが電話で数回催促したが、 同人は何の対応もしなかった。同年5月末には、Dが同人に電話で解約を申し入れ たが、同人は、契約書を交付していないために、その時点においてもクーリング・ オフが可能であったにもかかわらず、「石も注文しているのでキャンセルできない」 とDに告げ、解約に応じなかった。Dは岡山市消費生活センターに事情を相談し、同センターの仲介により、同人はようやく解約に応じ、同年6月8日に1万5千円 をDに返金した。




posted by 岡山のニュースケイゾク at 17:18| 行政処分 | 更新情報をチェックする